クライミングシューズ遍歴

ボルダリングは社会人2年目からやってるので、歴も9年目になります。 備忘録は Climbing GEAR に書いていたのですが、もう少し詳しく残しておいたほうがいいかなと思い立ち書いてみました。

登る人のスペック

  • 身長172.5cm、リーチ176cm、体重59kg(±1kgぐらい)

  • ホームジム: B-PUMP TOKYO 秋葉原(2013~2016,7年ぐらい)から流浪の民を経て現在はロッキー新宿曙橋店

  • 素足派を経て、現在は靴下履き派

  • 外岩: RP二段、FL初段

  • ジム: RP初段、OS1級

ジムのレンタルシューズ 11ヶ月ぐらい

秋葉原のB-PUMP、江戸川橋のT-wallで会社の部活動といった形で月1程度やってました。 この頃は履き心地はよくわかりませんでしたが、当時秋パンで5Qが登れるくらいまではレンタルでした。

Scarpa Force EU39

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ボルダリングを始めてもうすぐ1年という頃、5Qが登れるようになったのでそろそろ自分もと思い、とにかく足に合うシューズを求めて購入しました。 ほとんど伸び縮みせず最初からジャストサイズで癖もないおかげで使いやすく、その後別のシューズを挟みながら合計三足買いました。

御岳にある「猫砂」という1Qを登り外岩のRPグレードを更新したり、 当時の秋パンで1級初段が登れたのもこのシューズだったので思い出深いシューズです。

このシューズさえあればよい、しいていえばトゥラバーがほしいかなと思ったりもしていました。 しかしポケットにつま先を突っ込むには丸みが邪魔をしていたり、傾斜でもうひと押し欲しいとき物足りなさを感じ別のシューズを探しはじめました。

LaSportiva Python EU37

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2足目で買ったのがPythonです。Forceにも慣れ、そろそろダウントゥシューズにデビューしたいと思い購入。 定員さんの進められるままのサイズを選んだところ大後悔。 リンス付にして1サイズ(ハーフではない)伸ばしても激痛が走ってしまう始末。

(ここでリンス漬けとはぬるま湯のお湯にリンスを入れて、シューズを履いたままつける事で自分の足型に合わせていくことを指します。シューズを履いた状態で2、30分つけることで伸ばしていけます。)

痛すぎてつま先で乗り込めず、早々に2代目のForceを買い足しました。 サイズ選びは失敗しましたがトゥフックの性能は最高でした。 痛すぎてスリッパ履き(かかとは入れない)でもトゥフックがピタッと止まったのは衝撃でした。

LaSportiva Solution EU38

Pythonの次に買ったForce以外のシューズがSolutionです。 当時は「忍者返し 1級」が目標で、シューズも思考錯誤していました。 フラットシューズだと傾斜のある壁で足が残りにくかったので、掻き込み性能が強いシューズがほしいと思い購入しました。

狙いとしていた掻き込み性能は抜群で、忍者返しもクラック取りまでは行けました。 しかしこのシューズで足が見えない状態での載せ替えに慣れてなかったり、 ジムはジムで足がぴったりすぎてスラブや垂壁で足が曲がらず使いこなせませんでした。 更に独特のヒールフックは人口壁でのツルツルしたホールドや小さいホールドにかけるのに慣れなかったこともあり、 基本的にはForceを履くようになってしまいました。

Tenaya Oasi UK5.5

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現在もメインシューズであり、4足に渡って履いています。 PythonとSolutionの反省から、以下のようなシューズがほしいと思ってました。

フラットシューズなら長時間履いていても快適なのですが、 傾斜のある壁も登りやさや小さな穴につま先を突っ込もうとすると多少ダウントゥしていたほうが都合がいいと思っていました。 結果これまで履いたことのあるダウントゥの中で一番自分にあってると思い、デザインが好みなこともあり愛用しています。

「忍者返し 1級」を初めとする三大クラシック課題完登時や「デッドエンド横断 初段」、「水際カンテ 二段」などグレード更新時には常に履いていました。 シューズの力で勝手にホールドにかかることはないのですが、自分がやりたいことそのままに動いてくれるコントロール性能と長時間履いていても疲れない快適性は本当に気に入っています。

トゥラバーの面積が少ないのでシューズの力でトゥはかからないし、硬めにガッツリとヒールをかけたいときはソールが負けてしまうことがあったりしましたが、 トゥフックは練習したらある程度できるようになったのと、硬めのヒールもベルクロの調整の仕方を変えたら問題なくなったりと自分に足りないところをそのまま教えてくれるトレーニングシューズであり本気シューズになっています。

LaSportiva Miura Reboot EUR38.5

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通販で購入したOasiがいつ届くのか不明になったときヒールに剛性があるのがほしかったのと、外岩にも使えるなーと思い荻パンで購入。 サイズは合っていたし足には馴染んだけど買ったばかりでソールの硬さに慣れず、買った翌日Oasiがすぐに届くことがわかってしまいその後履いてない… Oasiだとエッジングやヒールフックで負けてしまうときに使えるかもと、外岩に行くときはサブで持ち歩いています。(がいまのところ出番がない)

MadRock Remora UK6.5 EU40

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これは御岳に行ったときシューズを忘れてしまったので、急遽現地のマウンガで調達したもの。 ベルクロなしの完全スリッパタイプで足のサイズもドンピシャだったので、使い心地は結構良かったです。 履いたのはこの1回のみで、Oasiが使えなくなったに履こうかと思ってます。

UNPARALLEL UP-RISE ZERO UK6.0 EU39.5

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ジムでトゥフック課題ができるようになりたいと思い、練習用途に購入。 個人的に練習用にはダウントゥシューズよりフラットシューズの方が扱いやすいので、その中でトゥラバーが広めでヒールカップも剛性が高いものを選びました。

狙いはよくて良い練習になりましたが、左ふくらはぎが突っ張る感じがする上に足のフィット感が悪く感じ、ある程度練習したら履かなくなってきました。 購入時にハーフ攻めた結果でしたが、これは攻めないほうが良かったかもしれないです。 現在も左のトゥフックは右に比べると苦手なので、時が来たら引っ張り出すかもしれないです。(その時はハーフサイズ上げたものを購入して)

雑記

他のシューズを試したいときもありますがScarpaのINSTINCT VSRやLaSportivaのSKWAMAは履いてる人が多すぎるなと感じてるので購入に至ってないです。 Tenayaで新しいシューズが出るとOasiから買い換えられるシューズでてないかなーと見るときもありますが、なかなかピンときてないところ。 「もっとこれがほしい!」というときが来るときがでてきたら考えるのでよいかもしれません。