Pythonの仮想開発環境作成ツール-virtualenv1.7-での変更点¶
気がついたら virtualenv が1.6.4から1.7にバージョンアップしていた。
(virtualenvについては こちら でも書いてみた。)
以下変更点。
- Updated embedded Distribute release to 0.6.24. Thanks Alex Grönholm.
- Made `--no-site-packages` behavior the default behavior.
The `--no-site-packages` flag is still permitted, but displays a
warning when used. Thanks Chris McDonough.
- New flag: `--system-site-packages`; this flag should be passed to
get the previous default global-site-package-including behavior back.
- Added ability to set command options as environment variables and
options in a `virtualenv.ini` file.
- Fixed various encoding related issues with paths. Thanks Gunnlaugur
Thor Briem.
- Made `virtualenv.py` script executable.
特に大きいなと思ったのが2つ目の変更点
virtualenv1.7は指定しなくても
–no-site-packagesを勝手に指定してくれるようになった。
–no-site-packagesはインストール済みのモジュールを、
全て外した状態で仮想環境を作成できるオプション。
これをつければ、
virtualenv内のパッケージのみのリストを得ることができる。
しかし今までは、
python virtualenv.py --no-site-packages env1
といちいち指定しなければならないので面倒だった。
これが
python virtualenv.py env1
で済むのだから快適と言わざるを得ない。
人によっては、
インストールするPythonのバージョン(2.5, 2.6, 2.7, etc)
パッケージ管理ツール distribute
など指定するオプションも多いはず。
(例)
python virtualenv.py --distribute --python=python2.5 --no-site-packages env2
distributeは既にデフォルトで設定する方法もあるようなので、
virtualenv1.7で–no-site-packagesもデフォルトにできるようになったのは大きいと思う。
ちなみに確認のため–no-site-packagesを付けて試してみたところ、
インストールが始まる前に
The --no-site-packages flag is deprecated; it is now the default behavior.
と表示された。
確かにインストールしてくれているようだ。
より使いやすく便利になったね!